校友トピックス

「雪頂忌」に学ぶお焼香のお作法|あの時、あの頃 武蔵野ヒストリア

浄土真宗のお焼香のお作法ご存じですか?

6月28日は本学院創設者、高楠順次郎先生のご命日 「雪頂忌」です。武蔵野大学では毎年ご命日の1週間前から当日までを「雪頂週間」と定め、その間仏前荘厳された雪頂講堂をいつでも自由にお参り頂けます。

ところで皆さんは浄土真宗のお焼香のお作法は問題ないでしょうか?

自分の前にお焼香される方のお作法をジーっと見て真似る方はいらっしゃらないとは思います(笑)。が、この「雪頂忌」を機に、改めて浄土真宗のお焼香のお作法を見直してみましょう。

まずはお焼香する際の注意事項です。

・香を焚く前に合掌しない
・香を焚くのは1回のみ
・香は、おしいただかない(お香をつまんで、額にいただきません)
・焼香の時、キン(リン)をたたかない

この他にもお線香はたてずに香炉の大きさにあわせて折り横にねかせるなど、浄土真宗ならではお作法がありますので注意が必要です。

それではお焼香のお作法を改めて見直して参りましょう。

 (1) ご本尊に一礼 
左手に念珠を持ち、焼香卓の2、3歩手前で軽く一礼し、前に進みます

 (2) 香をつまむ 
念珠を左手にかけたままで、香を右手の親指、人さし指、中指でつまみます

 (3) 香炉にくべる 
つまんだ香をそのまま1回だけ香炉にくべます

 (4) 合掌、念仏 
念珠を両手にかけて合掌し、お念仏を唱えます

 (5) 礼拝 
お念仏を唱えながら礼拝します

 (6) 一礼して退出 
2、3歩後ろにさがります。再度ご本尊に一礼して退出

そもそもお焼香とはお香を焚くことを言います。香りのよいお香を焚いて、仏さまのおこころを思いながらお参りするのだそうです。皆さんのお焼香の様子はきっと高楠先生も見てくださっているのではないでしょうか。

紫陽花や泰山木(たいさんぼく)が美しく咲くこの時期、雪頂講堂へ足をお運び頂きお参り下さいませ。

<参考文献>
『礼讃抄』P162

  • 鮮やかに咲く紫陽花は、仏前荘厳にも使われます

    鮮やかに咲く紫陽花は、仏前荘厳にも使われます

  • 梅雨空に映える泰山木(たいさんぼく)

    梅雨空に映える泰山木(たいさんぼく)

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