卒業時アンケートとは
本学では、2015(平成27)年から「卒業時アンケート」を卒業式開催日に実施しています。これは、学生の入学から卒業までの情報を収集・分析し、今後の教育に対する改善、新たな企画・立案することを目的とし、また学生の4(6)年間の追跡を検証する調査です。
アンケート集計結果:第2回(全4回)
今回は集計結果報告の第2回目。就学時に「2.身についた能力」について報告します。
武蔵野大学に就学し身についたこと
【Q6】<知識・専門性①>教養・基礎学力を修得し、自律的・主体的に学ぶことができるようになった
【Q7】<知識・専門性②>自ら積極的に専門分野の知識や技能の体系的な修得を行い他者に説明できるようになった
【Q8】<関心・態度・人格形成①>自らを他者や社会との関わりの中で捉え、多様な価値観を認めることができるようになった
【Q9】<関心・態度・人格形成②>自ら課題を感じ取り、共有することができるようになった
【Q10】<関心・態度・人格形成③>自ら積極的に社会に働きかけて、最後まで行動していくことができるようになった
【Q11】<関心・態度・人格形成④>自ら一人ひとりの幸せ、世界の幸せのために行動できるようになった
【Q12】<思考・判断力①>自ら積極的に情報収集を行い、問題に対して論理的に思考し、多角的な判断ができるようになった
【Q13】<思考・判断力②>課題に対し、仮説をたてながら、調査、分析して適切な答えを導くことができるようになった
【Q14】<思考・判断力③>自ら制約された条件の中でも、多くの可能な回答を出す発散的な思考ができるようになった
【Q15】<実践的スキル・表現①>自ら複数の言語を活用して、的確に読み、書き、聞き、他者に伝えることができるようになった
【Q16】<実践的スキル・表現②>自らの考えを的確かつ論理的に組み立て、文書や、図解等を用いて論文や報告書にまとめて発表することができるようになった
【Q17】<実践的スキル・表現③思>自ら対話を通じて他者と協力し、目標実現のために方向性を示し実行できるようになった
「身についた能力」について、概ね満足
【Q6】からQ17】までの計12設問で、「①とてもそう思う」「②ややそう思う」の合計値に対する平均は74.0%。学生たちは、卒業までに自身の「身についた能力」について、概ね満足しているといえます。
中でも、【Q8】の「自らを他者や社会との関わりの中で捉え、多様な価値観を認めることができる」能力について、身についたと考える学生が84.5%(「とても」「やや身についた」の合計)いたことがわかりました。
一方、【Q15】の「自ら複数の言語を活用して、的確に読み、書き、聞き、他者に伝えることができる」能力について、身についたと考える学生は64%(「とても」「やや身についた」の合計)に留まり、母語以外の言語スキルの獲得は出来ていなかったようです。データを見ると、「あまり」「まったく思わない」とした、成果がでなかったと考える学生は17%いたことが分かります。
また、【Q13】はむしろ就業後にこそ問われ続ける大切な力を尋ねたものです。「自ら積極的に情報収集を行い、問題に対して論理的に思考し、多角的な判断ができる」と回答した状況をみると、78%の学生が身についたと考えています。
就職し新たな環境下でも、論理的思考力を磨き多角的な判断力を発揮して欲しいものです。
調査概要
- 実施期間:令和2年3月9日~31日
- 対象者 :武蔵野大学令和元年度3月卒業生
- 調査方法:WEBアンケート、学科名・学籍番号入力
- 集計人数:1,611名/1,860名
- 回答率 :86.6%
卒業時アンケートでは、大きく次の4項目について調査しています。
- 大学・教育への満足度
- 卒業までに身についた能力
- 就職(進路選択)活動
- その他
直近の卒業生の母校への思いを感じていただくとともに、身近に受験生がいらっしゃいましたら、ご自身が学ばれたころの思い出も加え、ぜひ、武蔵野大学を語ってください。
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