今回の彼岸会は「法要」のみ実施
「彼岸会」(秋分の日の前日)― 礼讃抄より ―
この日は現在の自分の生活(此の岸)の中にある色々な欠点を、尊い仏の教えに従って次第に無くしていき、最上の社会(彼の岸)を作り上げるためにはどうしたらよいか、まじめに考える日です。
欠点の多い私がこうして生活できるのも、祖先や自分を取り巻く多くの人々、社会の働きによるものであることを自覚して、それらに深く感謝いたします。
例年本学では、故人となった学生、生徒、教職員を追憶し、仏の国からほほえみかける故人の「おまもり」を謝する「彼岸会」並びに「追憶会」を学内行事として催していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染の現状を考慮し、学内代表者が雪頂講堂において「法要」を9月11日(金)に厳修致しました。
「彼岸会」は、参拝者や学内関係者のご遺族をお招きし、武蔵野大学高等学校の生徒も参席する大切な行事。だからこそ、形を整え荘厳をいつも通り行い、法要をお勤めしました。
お彼岸に、お墓参りやお寺参りを行うのは日本にのみ見られる行事といわれます。これからもずっと大切にしたい習わしです。
そして、今日を生かされていることに気づき、感謝の気持ちを忘れない日々をおくることを大切にしていきたいと思います。
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