12月3日に実施
「散華乙女の追悼会」(12月3日) ― 礼讃抄より ―
昭和十九年、太平洋戦争の戦況が激しさを増すなか、十二月三日に近くの中島飛行機工場を中心に空襲があり、学徒勤労動員先の同工場から避難のため母校へ戻った本学院高等女学校生徒のうち、当時五年生の四名が校内の防空壕への被弾により落命しました。犠牲となった四名を追悼するとともに、戦争の悲惨さを後世に伝え、いのちと平和について考える集いとしています。
12月3日は、あいにくの曇り空の1日でした。
雪頂講堂の前にある「散華乙女の記念樹碑」を頂き設えた祭壇を囲み、厳かに追悼会が進行しました。讃歌「み仏に抱かれて」に続き、縁ある方々、同窓生、学生・生徒代表、学内関係者が香を手向けました。
昭和・平成・令和と時代は流れ、今年は戦後75年になります。
多くの犠牲のもとに今生かされていることを改めて思い、今もどこかで戦争は続いている事実を知り、平和の尊さを、有難さを、難しさを改めて考えることの大切さを感じる一時でした。
武蔵野女子学院同窓会くれない会は『あの日をわすれないために 武蔵野女子学院生の戦争証言集』を発売しています。購入を希望される方は、下記までお問い合わせください。
武蔵野大学中学校・高等学校 同窓会 くれない会
TEL・FAX:042-468-3161
e-mail:kurenai@musashino-u.ac.jp
※開室:月・木(13:00~16:00) 令和2年12月7日~令和3年1月13日は閉室です。
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