同窓会組織・支部・会員のみなさんにお話を伺いました。
斧田 留美さん|くれない会副会長
1975年3月、武蔵野女子学院高等学校卒業(1974年度卒/高校26回生)。1979年3月、武蔵野女子大学文学部英米文学科卒業(1978年度卒)。同年4月、学校法人武蔵野女子学院に就職し、1999年8月退職。2014年4月、むらさき会常任委員。翌年4月、むらさき会副会長。2019年6月、くれない会副会長に就任し、現在に至る。
同窓会組織にかかわることになったきっかけを教えてください。
2013年8月15日に元学院長・学長の大河内昭爾先生がご逝去され、9月28日に武蔵野大学雪頂講堂に於いて追悼会が執り行われました。当時のむらさき会会長の依頼により卒業生を代表して弔辞を読みました。このことがご縁となりむらさき会の常任委員、むらさき会本部を経て、2018年からくれない会で活動しています。
くれない会での仕事内容は?
主に会長を補佐する仕事をしています。
学生時代の思い出を教えてください。
くれない会会長阿部美枝子先生から武蔵野女子学院時代の制服の色について教えていただきました。白は清楚、紺は青春、臙脂は情熱。情熱で思い出されるのが菅野浩子先生です。
菅野先生は制服(特にスカートの丈)、髪の毛の色、声の大きさなど厳しく指導されていました。スカートの長さを物差しで測っているのを見た時は閻魔さまのようだと驚いたものです。
歳を重ね振り返ると、あの厳しい指導は菅野先生の武蔵野女子学院への情熱だったのだろうと思います。生徒に清楚さや青春とはなんぞやかを教えたかったのではないでしょうか。厳しく指導を受けた生徒もそうではなかった生徒も、菅野先生の情熱は今も心に残っているはずです。
ご当地自慢は何ですか?
東京都稲城市在住です。稲城市は「フルーツランド」と称され、緑溢れる美しい街です。
特産品は「梨」と「ぶどう」。「稲城の梨」は果汁が豊富、シャキッとした食感、さわやかな甘味で市場にほぼ出ないためか「幻の梨」とも言われています。ぶどう「高尾」もとても甘く大粒でラグビーボールのような形をしています。梨やぶどうを使った焼き菓子も美味しいです。
ライフワークを教えてください。
ライフワークとまでは言えませんが、2014年から稲城市立図書館制作ボランティア「みかん」で活動しています。稲城の昔ばなし7話を大型紙芝居にしました。
昔から多摩川は「あばれ多摩川」と呼ばれて大きな氾濫を繰り返してきました。村人たちは度重なる災難や苦難を皆で助け合い乗り越えていきます。その地には観音信仰が根差していました。
武蔵野女子学院で学んできた私はこのような稲城の土壌や風土を自然に受け入れることができ、平穏な日常に感謝して手を合わせることの幸せを感じながら描きました。今年度から布芝居を制作しています。
同窓生に向けたメッセージをお願いします。
元学長 故山本幸男先生が、1998年3月の武蔵野女子大学卒業記念絵葉書にこう記されました。
We never meet without parting 会者定離
出会った人とは、必ず別れる運命にありますが、それだけに人との出会いは大切だと思います。
同窓会でお会いしましょう。
関連リンク
※記事中の肩書きは取材当時のものです。また、学部・学科は卒業当時の名称です。
コメントをもっと見る