令和3年度武蔵野大学卒業式、大学院・専攻科修了式
春の芽吹きを感じさせる武蔵野キャンパスに集うは、袴やスーツ姿の卒業生・修了生。2022年3月17日(木)、3月18日(金)の2日間にわたり、令和3年度武蔵野大学卒業式、大学院・専攻科修了式が武蔵野キャンパス第一体育館で挙行されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学部ごとに時間を分けて、式典の参加は卒業生・修了生のみ。ご家族、関係者の方々に向けては、式典の模様がYouTubeでライブ配信されました。
合掌・礼拝、そして西本照真学長より各回の卒業生代表者に卒業証書・学位記が授与され、式辞が述べられました。お話は仏教において大切にしている言葉のひとつ「恩」について、新型コロナウイルスや3月16日夜の地震、ロシアによるウクライナ侵攻についてなど、多岐にわたりました。
「卒業式の晴れの場で、コロナや地震や戦争などのお話をする必要があるのかと思われるかもしれませんが、みなさまは「世界の幸せをカタチにする。」というブランドステートメントを掲げた武蔵野大学の卒業生として、本日この場に臨んでいます。そうであればこそ、このような状況をしっかり見据えた上で、その解決を目指していくHappiness Creatorとしての志を胸に、世界に力強く巣立っていっていただきたい」
そして卒業のはなむけとして「2050年のあなたへ。」が読み上げられました。
冒頭はこのような問いかけです。
20歳の学生であるあなたが50歳になる、2050年。あなたを取り巻く世界は、どんな世界だろうか。」
思えば学生たちのこの2年間はコロナ禍でさまざまな活動を制限され、先生や友人とのコミュニケーションの多くはマスク越し、モニター越しでした。学業も就活も不安と隣り合わせとなり、入学時に思い描いていた学生生活とは大きく異なっていたと思います。それでも授業や就活、イベントなどオンラインでの経験は、アフターコロナの社会で大いに役立つはずです。時に対面では出会うことのなかった人々との新たな交流が生まれ、新たなビジネス領域に足を踏み出しているかもしれません。
式典後、感染予防に配慮しながらも、限られた時間で思い思いの場所で仲間と語らい、晴れやかな表情で記念撮影に興じている卒業生の様子に、ほっとする想いです。
改めまして卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。就業先や進学先でのご活躍に加えて、Happiness Creatorとして世界へ羽ばたくことを願っています。
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