それぞれの道へと踏み出す日
2025年3月13日(木)、令和6年度武蔵野大学卒業式、大学院・専攻科修了式が有明コロシアムにて執り行われました。ここ数年はコロナ禍ということもあり、学部別・制限付きの卒業式が続いていましたが、今年度は晴れて全学部一堂に会しての式と相成りました。
好天に恵まれた有明コロシアム前の広場には、袴姿・スーツ姿・民族衣装など、思い思いの正装に身を包んだ学生たちとその保護者の方、先輩の卒業を祝う在学生たちでいっぱい!見上げるとドローンまで飛んでいて、いやが上にも気分が盛り上がります。
約2400名の卒業生が入場を終えた12時30分。開式に先立ち、仏前荘厳、合掌・礼拝、真宗宗歌、四弘誓願、三帰依文、念仏とお勤めが続くと会場はひときわ厳かな空気に包まれました。
卒業証書・学位記授与後は西本照真学長による式辞です。この3月で学長職を退任される西本学長。武蔵野大学学長としての最後の式辞ではこのように述べられました。
「武蔵野大学で身に付けた他者の幸せを願うしなやかな感性、問題解決に取り組む知性、未来の価値を生み出す豊かな創造性を力に、世界の幸せをカタチにするハピネスクリエイターとして活躍されることを心から念じます」
西本学長は3月の聖語板、学祖高楠順次郎先生の言葉にも触れられました。聖語板にはこう書かれています。
「我々が努力して成し遂げたものは
そのままで終わりを告ぐべきものと思うのは間違いである
この後に成すべきものの第一歩である」
高楠順次郎
卒業という節目は迎えたけれど本番はこれからなのだという、前途への力強いエール。表現こそ異なりはしますが、高楠先生も西本学長も卒業生を送り出すその気持ちに違いはありません。
卒業生を代表して答辞を述べたアントレプレナーシップ学部の丸山智則さんの言葉の中にも
「今日わたしたちはそれぞれの道へと踏み出します。この大学生活で培ったものを胸にそれぞれの未来を切り開いていきます」
とありました。堂々と述べる丸山さんのその眼差しは完全に未来を見据えています。
卒業と言えばついつい涙を連想してしまいますが、今回の卒業式では見渡す限りみな喜色満面だったのが非常に印象的でした。「卒業」は終わりではない、ようやくスタートラインに立てたんだということをみな自覚しているのでしょう。
改めまして。ご卒業おめでとうございます!これから道を切り開く皆さんの未来が明るいものであることを心より念じ申し上げます!
コメントをもっと見る