全学共通の教養教育に大きな改革
2021年4月より、全学共通の教養教育に大きな改革が行われます。教養教育プログラムをリニューアルし、新たな全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL(イニシアル)」を開始します。
本学では、2010年から全学共通の教養教育プログラム「武蔵野BASIS」を実施してきました。
20歳代の卒業生にとっては、馴染みある言葉かもしれません。
受験生へのアンケート調査を行うと、本学の志望理由に一つに、この「武蔵野BASIS」プログラムの存在を理由に挙げる学生も毎年いました。この「武蔵野BASIS」は、専門分野を学ぶ前に自己基礎力を養い、社会で求められる汎用的な能力である思考力、判断力、情報分析力、チームワーク形成力などを学ぶ、初年次教育でした。
今回リニューアルする「武蔵野INITIAL」は、現在の学生が社会の中核で活躍する2050年を想定して、文理問わず全学生を対象に「AI・プログラミング・データサイエンス」「SDGs」を必修科目として現行プログラムを強化します。
正解の見えない、変化の激しい社会環境に向かう学生たちが、自ら問いを立て、情報を収集・分析し、最適な答えを提案する力を養っていきます。
「武蔵野INITIAL」では、AI教育において“AI-for-ALL”を掲げ、文理問わず全学生が1年次にAI活用およびデータサイエンスの基礎を必修科目として学びます。主専攻とAIを融合し、今までになかったアイデア、新しい価値を生み出すことができる人材を育成していきます。
また、副専攻として「AI活用エキスパート」も用意し、武蔵野INITIAL科目内の指定科目(計12単位)を修得した学生には修了証を卒業時に授与するシステムです。
専門の学びと結びつくことで「アクティブな知」につながるプログラム
さらに、近年注目の地球環境を考えるSDGsに関する科目は、SDGsの17目標(169ターゲット)のテーマを教員の専門性を活かして展開します。
SDGsの「誰一人取り残さない」という理念は、本学の建学の精神および「世界の幸せをカタチにする。」というブランド・ステートメントに軌を一にするものです。「SDGs」について学ぶことで、学生は、コロナ禍で変容する社会課題を再認識し、主体的な学びと実践の姿勢を身に付けることを目指しています。
これから本学に入学してくる1年生がどんな学び方をするのか。愉しみです。
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