令和2年度司法試験の最終合格発表から
2021年1月20日に令和2年度司法試験の最終合格発表があり、本学法学部法律学科1期生(平成30年卒)から2名の合格者が誕生しました。須藤駿さん(池田ゼミ)と中村昌哉さん(金尾ゼミ)の2名で、いずれも慶應義塾大学法科大学院に進学して昨年3月に修了し、最初の司法試験で合格したものです。
前法学部長だった池田眞朗大学院法学研究科長は、「法学部法律学科創設時からの目標が一つ達成できた。今後は、法律学科の諸君は、司法試験に限らず、様々な進路で『法律を楽しく学んで人生を変える』という法律学科のモットーを実践してほしい」と述べています。
なお法律学科の現4年生(法律学科4期生)は、令和2年度の法科大学院入試で、慶應義塾大、一橋大、東北大、早稲田大、中央大などの法科大学院に、延べ26名(実数9名)の史上最高の合格者を出しています。
この実績の背景には、着実な学修支援の取り組みがありました。
例えば法律学科では2016年度から、「法曹士業プログラム」を開設しました。入学後の法律科目の成績とTOEICのスコアで選抜して、弁護士による課外授業が受けられたり、外部予備校の費用についての奨学金を受けられたりするものです。
法科大学院や予備試験を目指す法曹コースと、宅地建物取引士を目指す宅建コースに大きく分かれていますが、こうした体系的な教育のシステムが、その果実を確実に咲かせつつあります。後輩たちの司法の世界での活躍が、愉しみです。
2014年に政治経済学部を改組し開設された法学部。その学生たちのめざましい成果にこれからもご注目ください。
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