コロナ禍の就活生を支えることの大切さ
社会や経済の動きに影響を受けやすい就職活動を見ると、2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、応募者側も採用側も過去に類を見ないほど混迷を極めたものでした。
そんな中、2020年度の本学の就職率は95%、スーパーゼネコンや大手製薬会社、金融機関など有名企業400社(※)への就職者数は64名でした。進学状況も含めた具体的な数値は以下のとおりです。
※有名企業400社:株式会社大学通信が会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングを参考に選定
- 社会福祉士新卒合格率:55.6%(-19.4ポイント)
- 精神保健福祉士新卒合格率:90.9%(+0.4ポイント)
- 薬剤師新卒合格率:89.1%(-1.4ポイント)
- 看護師新卒合格率:100%(+-0ポイント)
- 保健師新卒合格率:100%(+-0ポイント)
- 言語聴覚士新卒合格率:100%(+25ポイント)
- 小学校教員採用試験新卒採用率:93.2%(+3.5ポイント)
- 公務員就職者数:206名(+30名)
- 大学院進学者数:70名(+1名)京都大学、一橋大学、東京工業大学など国公立大学院11名
- 法科大学院:延べ26名(+15名)一橋大学、東北大学、慶応義塾大学など
( )内数値は前年度差
就職状況については社会福祉士と薬剤師の新卒合格率は低下しましたが、それ以外の多くの項目は、コロナ禍にもかかわらず増加傾向にあります。
その背景には緊急事態宣言発令前に環境を整え、相談や講座のオンライン対応への切り替えを進めたこと、就職・キャリア支援課への相談実績のない学生を中心に、約1,400人の3年生一人ひとりに電話をかけ、状況調査とアドバイスを行ったことなど、関連部署の地道な努力の積み重ねがありました。
このコロナ禍では、大学の持つネットワークの強さや人的関係性の構築度が問われたことも事実です。先輩社会人のみなさん。後輩が同じ企業や団体で共に働く際には、同じ学び舎で学んだ者としてぜひフォローをお願いできればと思います。また、OB・OG訪問の受け入れ、インターンシップの受け入れ先も、就職・キャリア支援課が懸命に探しているところです。
卒業しても「武蔵野で学んだ縁起」が長くゆるくつながっていける場所が、ひとつでも多く増えますように。
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