新校舎、名建築、オリンピック会場と見どころ満載
有明キャンパスは今、東京オリンピック・パラリンピック開催を前に、さまざまな変化が生まれています。歩いてすぐのところにある夢の大橋には、東京五輪聖火台の設置が進んでいます。そして4号館に隣接した場所に建設中の5号館は、約1カ月前に足場が解体され、建物の全貌が露わになりました。壁いっぱいの窓ガラスから外光がたっぷりと注ぎ込む設計で、明るく開放感があります。2021年8月の竣工を予定しており、今秋には真新しい校舎で学ぶ学生たちの姿が見られることでしょう。
そんな有明キャンパス周辺は名建築が目白押し。日本有数の国際展示場である「東京ビッグサイト」は宙に浮かぶ逆四角錐、独特の外観が目を引きます。ゲームマーケットやコミックマーケットといったイベントなどで、訪れたことがある方もいるのではないでしょうか。「財団法人癌研究会有明病院」や「東京ファッションタウン」は、「世界のタンゲ」と呼ばれた建築界の巨匠・丹下健三が携わったモダンな建築物です。
一方、夢の大橋東側のたもとにある「共同溝展示館(K-museum)」は、建築物というより現代アートの巨大オブジェといった不思議な佇まいです。残念ながら2001年から閉館中で、外観しか見ることができません。
オリンピック関連では、少し足を延ばすとバレーボールの会場で約1.5万人を収容できる「有明アリーナ」をはじめ、体操競技他が行われ約1.2万人収容の「有明体操競技場」、テニスのメイン会場「有明テニスの森」などがあります。オリンピックのテレビ観戦でも、これらの会場がじつは有明キャンパスの身近な存在であることを思い留めていただければと思います。
ちなみに豊洲新市場まで10分ほど歩くと、夕焼けの絶景スポットがあります。湾岸エリアのビル群に沈む太陽や海一面を赤く染める景色が臨めます。すべてはコロナ禍収束後のお楽しみになるかもしれませんが。
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