徳之島と本学学生の未来に活かす
2015年度よりスタートした鹿児島県徳之島と武蔵野大学によるインターンシップ「徳之島プロジェクト」が、今年で7年目を迎えます。
このプロジェクトは学生が海外、企業、福祉の現場で学び、自己理解を深めて将来設計を描くための「フィールド・スタディーズ(長期学外学修)」のプログラムのひとつです。徳之島には1年生が参加するフィールド・スタディーズや、2年生以降のサブ・メジャーゼミ(学部の学びを超えた横断型ゼミナール)で多くの学生が訪れています。
徳之島は鹿児島県奄美群島のひとつで、手つかずの美しい自然や闘牛をはじめとする伝統文化に触れることができます。また、奄美群島は沖縄島北部、西表島とともに、2021年7月に世界自然遺産に登録されました。そんな自然豊かな島で、本学の学生たちは2015年度を皮切りに、農業体験や地元自治体の就業体験を通じて、島の魅力を発信する企画の提案。2021年度までに130名以上が本プロジェクトに参加しています。
さらに2017年度には、文学部の土屋忍教授と映画監督でもある小谷忠典客員教授によるメディア制作表現ゼミで「映像制作表現プログラム」を実施し、2018年10月にはゼミ生の手により、徳之島が舞台の短編映画4作品の上映会が行われました。
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徳之島でのインターンシップは、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、2021年度は8月17日~26日に完全オンラインによる運営。本学の学生約30名が参加し、町職員や地域おこしの支援者らによる取材協力や、集落住民へのリモートインタビューをもとに、徳之島の魅力を体験できるエコツーリズム案を提案しました。
もちろん、徳之島の自然や町の人々との触れ合いなど、実地体験に勝るものはありません。それでも逆境の中で今できることを模索し、オンラインによるインターンというカタチで取り組んだことは、学生たちも徳之島の方々も大きな手ごたえがあったのではないでしょうか。「もう実際に島に行ったような気分
」「大げさでなく徳之島は日本の宝
」といった感想が、学生たちの充実感を物語っています。
2015年より実施されているこのプロジェクトには、地域、教職員、自治体などじつに多くの人が関わり、毎年の来島を楽しみにする方も増えました。それらの人と人が、さらに新しいカタチでつながれば、徳之島や学生たちの未来に活かせるようになると思います。
なお、2021年度の徳之島FS参加学生チームは学外学修推進センター事務課のInstagramアカウントにプログラムの活動報告記事をアップしているので、ぜひこちらもご覧ください。
◇Instagramアカウント
アカウント名:武蔵野大学 学外学修推進センター事務課( @musashino_gakugai )
URL:https://www.instagram.com/musashino_gakugai/
オンラインインターンシップ、これからはそういうのもありですね。
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