「注目の取り組み」で際立つ人たち
2022年度前期の学内ニュースを振り返る「2022年度前期の気になるヒト・コト」、PART2では「注目の取り組み」をテーマにお届けします。
まずは国内初の学科開設の話題から。2022年8月3日(水)、2023年4月に開設される工学部サステナビリティ学科に関する記者発表会を開催しました。記者発表会の終了後、来場者の方々を屋上庭園に案内し、そこで採蜜された蜂蜜を使用したはちみつレモン水のサービングするなど粋な計らいも。
ちなみに使用された東京・有明産のはちみつは、工学部環境システム学科の課題解決型授業「環境プロジェクト」のひとつから誕生したものです。近隣のイベント等で販売されることもあるので、見かけたらぜひ手に取ってみてください。
出典
続いては、特許に関する話題です。薬学部薬学科の田中 健一郎講師は、緑茶成分が大気汚染による健康被害の予防法として有効であることを発見し、共同先と共に特許を出願しています。大気汚染は世界的な問題で、その健康被害を予防する方法はいまだ確立されていません。そんな中でのこの発見、今後の研究・開発に期待が高まります。じつは2021年度末のニュースですが、世界初となる発見なのでご紹介しました。
また、電力使用量データをAIなどで分析する単身高齢者見守りシステムを開発して共同特許出願をしているのは、工学部建築デザイン学科の金 政秀教授です。今後、東京都と連携しながら都営住宅を中心に広く本システムを普及する予定で、超高齢社会における問題解決の足掛かりとなることでしょう。
一方、学生たちもさまざまな取り組みを行っています。アントレプレナーシップ学部1年の板本 大輝さんは、ライブ配信を遠隔でサポートする株式会社Emer(エマー)を起業しました。きっかけは高校2年の夏、地元の島根県にコロナ禍で帰省できない人たちのために、オンライン帰省動画を制作したことでした。ライブ配信をしたいけれど機材も知識もなくて…という悩みを一気に解決するこのサービスは、地方の中小企業や団体などでの活用が広がる可能性を秘めています。
最後にご紹介するのは、大学公式サイトで今年度から始まった新企画「輝け!武蔵野大生 Happiness Creators」です。日本だけでなく海外にも飛び出して「世界の幸せをカタチにする。」Happiness Creatorsの活動をお届けしています。
別府の村おこしボランティアに携わっている経済学科生、休学してアフリカで小学校教員にチャレンジ中の教育学科生、学内の障害学生サポーターとして活動する日本文学文化学科生など、やりたいことを見つけ挑戦する姿をぜひご覧ください。
他にもコロナ禍では対面での実施が見送られていた学外学修「フィールド・スタディーズ」、次世代のグローバルリーダーを養成する「グローバル・リーダーシップ・プログラム」、渡航型の短期語学研修などの再開、アントレプレナーシップ学部生がシリコンバレーのスタートアップ等を訪問する「グローバルアントレプレナー海外研修」もあり、本学の取り組みはまだまだ続きます。2022年度後期はどのような広がりを見せるのか見守りたいと思います。
※大学の最新情報は、大学公式サイト「TIMES一覧」よりご覧ください。
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