将来に渡って自己を成長させてくれる授業や活動
秋が深まり、武蔵野キャンパスのイチョウ並木では、銀杏の実や黄色に色づいた葉を見かけるようになりました。登校時の中高生の服装にもマフラーや手袋が加わり、季節の移ろいを感じさせてくれます。武蔵野大学中学校・高等学校では秋休みをはさんで、2022年10月11日(火)から後期授業がスタートしました。そこで2022年度前期を振り返り、さまざまな「いいね!」をご紹介したいと思います。
さて、武蔵野大学高等学校には3つのコースがあります。その中のひとつ、PBL(課題解決型学習)の方法を用いて探究的な学びを実践する「PBLインターナショナル」コースの生徒がコンテストで入賞しました。
社会課題を解決するアイディアをアプリにするコンテストの日本大会で、「企業賞」を受賞したのはPBLコースの高校1年生の2人です。米国の非営利団体主催のこのコンテストでは、「起業家&アプリ開発ブートキャンプ」を受けてアプリを作ります。IT分野に興味があるという2人の今後の成長が楽しみです。
一方、有志で集まってコンテストに応募するPBLコースの生徒たちもいます。高校生のソーシャルビジネス企画コンテスト、アイデアで社会をより良くするコンテスト、大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード、それぞれで受賞しました。これらは昨年度の結果ですが、今年度はさらに多くの生徒がコンテストにチャレンジすることでしょう。
また、高校1年生を対象にして始まったリベラルアーツの授業「LAM(Liberal Arts Musashino)」は、「外部からその道のプロである方を外部講師としてお招きして、生徒たちに普段の授業とは異なるスタイルで学習をしていく
」本校独自の取り組みです。生徒の全人格的な成長を促す学校教育の新しい姿と言えるかもしれません。
クラブ活動も充実しています。中学剣道部は東京都のブロック大会で女子個人戦と男子団体戦がそれぞれ5位に入賞し、都大会出場が決定しました。なお、男子剣道部は2019年の共学化後、初出場の快挙となります。
出典
設立して間もないクラブがある一方で、歴史のあるクラブもあります。箏曲部は創部60年を迎えました。現在の指導者は筝曲部第1期生である卒業生です。紅雲台から聞こえてくる華やかな琴の音色は、今も昔も変わりません。コロナ禍により思うように活動できない日々が続いていた分、今後の演奏活動に弾みがつくことでしょう。
学院の歴史に触れる学校行事や授業も行われています。同慶節では高校2年生が代表で式典に参加、中学3年生の公民の授業では散華乙女の記念樹碑を訪れ、本学院の戦時下の様子を学びました。そして築地本願寺参拝は、本校の前身である武蔵野女子学院が1924年に築地本願寺の境内に設立されたことを振り返る、原点回帰とも言える体験です。
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このように武蔵野中高では、新しい時代の学びを推進する傍ら、学校行事や授業を通じて学院の伝統を新しい世代に受け継いでいます。2022年度後期はどんな「いいね!」が飛び出すのかご期待ください。
※武蔵野中高の最新情報は、武蔵野中高公式サイト「トピックス」よりご覧ください。
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