「出会いによって豊かになり 別れによって深くなる」
2023年2月4日(土)に武蔵野キャンパス雪頂講堂において、2021年12月3日に76歳で逝去された、寺崎修前学長のお別れ会がしめやかに執り行われました。長野了法理事長、西本照真学長をはじめ、むらさき会、くれない会、退職職員の会などの役員や会員らも参列し、故人をしのびました。
寺崎先生は石川県出身。1970年に慶應義塾大学法学研究科政治学専攻修士課程を修了後、1970年から1977年まで武蔵野女子学院中学校・高等学校の教諭として務められました。本学院との縁はその後も続き、1994年には学校法人武蔵野女子学院の理事に就任されました。
2008年から2016年まで学長として学院をけん引する傍ら、教授として2008年から2014年まで武蔵野大学政治経済学部政治経済学科、2014年から2016年まで武蔵野大学大学院政治経済学研究科政治経済学専攻で教鞭を振るわれました。そして2016年、武蔵野大学名誉教授の称号を授与されました。また、2012年から2020年までは学校法人武蔵野大学理事として、さまざまな取り込みを続けてこられました。
2008年に教授と兼務で本学の学長に就任し、学部の新増設や2012年の有明キャンパス創設など、多くの改革を精力的に推し進めてきました。寺崎前学長の貢献なくして、本学の総合大学としての成長・発展はあり得ません。長野理事長の式辞、西本学長と中村孝文元副学長の追悼のことばでも、その功績が讃えられるとともに、感謝の言葉が述べられました。
この日は寺崎前学長のご人徳を伺わせるような風もなく穏やかな冬晴れで、折しもキャンパスの聖語板には「出会いによって豊かになり 別れによって深くなる」という言葉が掲げられていました。卒業生の中には、武蔵野中高や政治経済学科で寺崎先生に学んだ方もいると思います。古い教え子の方も、新しい教え子の方も、寺崎先生との出会いによって豊かになった学びを、別れによって深く、感謝をしていらっしゃるのではないでしょうか。
【寺崎修先生の略歴】
1968年 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
1970年 慶應義塾大学法学研究科政治学専攻修士課程修了
武蔵野女子学院中学校・高等学校教諭(~1977年)
1977年 中部女子短期大学専任講師(~1978年)
1978年 駒澤大学専任講師(~1982年)
1982年 駒澤大学助教授(~1988年)
1987年 慶應義塾大学法学博士号取得
1988年 駒澤大学教授(~1997年)
1994年 学校法人武蔵野女子学院理事
1997年 慶應義塾大学教授(~2008年)
2008年 武蔵野大学政治経済学部政治経済学科教授(~2014年)
武蔵野大学学長(~2016年)
慶應義塾大学名誉教授
2010年 武蔵野大学大学院政治経済学研究科政治経済学専攻教授(~2016年)
2012年 学校法人武蔵野大学理事[法人名変更](~2020年)
2014年 武蔵野大学法学部政治家学科教授(~2016年)
2016年 武蔵野大学名誉教授
2022年 逝去(12月3日 行年76歳)
―「武蔵野大学 前学長 故 寺崎修先生 お別れの会」式次第より―
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※記事中の肩書きおよび学校名は当時の名称です。
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