嬉しく、誇らしく、喜ばしく
2023年8月2日(火)、2023年度前期授業が終了しました。学生の姿もまばらな武蔵野キャンパスでは深緑の木々が涼しげな木陰をつくり、蝉の声が響きわたっています。さまざまな出来事があった2023年度前期について、「受賞・表彰」「取り組み」をテーマに2回に渡ってお届けします。今回お届けするのは「受賞・表彰」です。
世界へ羽ばたく2選手にエールを
まず最初にご紹介するのは、シンクロナイズドスケーティングの選手として世界へ羽ばたくグローバル学部日本語コミュニケーション学科3年の櫻井 理子さんです。
桜井さんは2023年4月にアメリカで行われた「ISU世界シンクロナイズドスケーティング選手権大会」に、日本の代表チーム「神宮Ice Messengers」を率いて出場。13年ぶりとなるトップ10入りを果たしました。
UNIVERSITY]同じくグローバル学部日本語コミュニケーション学科で学びながら、バトントワーリングの選手として活動しているのが2年の桑野 花音さんです。桑野さんは「2023IBTF世界バトントワーリング選手権大会」日本代表選考会のスリーバトンの種目で2位となり、2023年8月9日~13日に英国・リバプールで行われる本大会に日本代表選手として出場します。
櫻井さんにとっても桑野さんにとっても、世界を舞台にする上で、日本語コミュニケーション学科の学びは欠かせないものになると思います。学外の活動ですが、2人の今後の活躍を応援してください。
建築デザイン学科の躍進
工学部建築デザイン学科の水谷 俊博教授が設計デザインを手掛けた東京都武蔵野市の公共施設「武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾート」での整備事業が「日本建築学会賞(業績)」を受賞しました。日本建築学会賞は国内で最も権威のある建築賞のひとつです。
むさしのエコreゾートではさまざまなイベントが行われているのでイベントに参加がてら、日本建築学会賞以外にも数々の建築賞を受賞した建物を見学してみてはいかがでしょう。
2023年7月3日(月)に公開審査会が行われた「第10回 POLUS – ポラス – 学生・建築デザインコンペティション」で、工学部建築デザイン学科3年西村 惇佑さん、小原 廣之進さんの作品「家育て まち育て」が入選しました。結果サイトには出展した作品や受賞者コメントが掲載されているのでぜひご覧ください。
工学部建築デザイン学科の2年の林崎 智之さん、宮崎 莉帆さん、野中 菫さんのグループが出展した作品について。プロジェクト「構造deアート」(担当教員:田中 正史)で制作した「carapace」が日本建築学会「学生サマーセミナー2023」で、木構造のスペシャリストとして知られる構造家の山田憲明氏(山田憲明構造設計事務所代表)から表彰されました。自分たちが制作した作品が評価されて、自信を深めたに違いありません。
2023年7月29日(土)に公開審査会が行われた「第6回 まちを楽しくするストリートファニチャーデザインコンペティション」では、デザインま(工学部建築デザイン学科「あわいDEカタチプロジェクト」(担当教員:太田 裕通))の作品が優秀賞を受賞しました。作品名は「えんつなぐ 吉田町通り一花咲かすプロジェクト」。2023年11月中旬には横浜・関外の吉田町通りに実作の設置が予定されています。街中を彩る学生たちの作品を見るチャンスです。
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映像、語学、支援、それぞれの輝き
映画監督で本学の客員教授でもある小谷忠典氏が指導し、文学部日本文学文化学科の学生が多数参加して制作された映像作品「万年幻想曲」が、「第34回東京学生映画祭」実写短編部門で入選しました。監督を務めた伊藤遥香さんは2年次から映像制作表現ゼミに所属、今作が初監督作品となりました。映像制作表現ゼミの次回作にさらなる期待が高まります。
本学の学生は毎年のように中国語スピーチコンテストで入賞をしてきました。今回は2023年6月23日に開催された第4回全日本大学生中国語スピーチコンテスト決勝戦・第22回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト日本予選大会で、グローバル学部グローバルコミュニケーション学科3年の松本 莉欧さんが優秀賞を受賞しました。この先も先輩たちに続いて、後輩たちが活躍してくれることでしょう。
人間科学部人間科学科の成澤 知美助教授の被害者支援都民センターでの活動に対して、警視庁より感謝状が贈呈されました。多様化・複雑化する社会で、犯罪や交通事故の被害者とそのご家族・ご遺族に対する支援活動は、今後ますます必要性が高まっていくのではないでしょうか。
功労者に敬意を込めて
法学研究科長の池田 眞朗教授が2012年の紫綬褒章に続き、2023年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章しました。本学の法学部創設に責任者としてかかわってくださった池田教授の受章は法学部出身者のみならず、本学にとっても大変喜ばしいことです。
2023年4月18日、令和5年度名誉教授称号授与式が実施されました。名誉教授の称号は「本学の教授として15年以上勤務した方、在職期間にかかわらず教育上又は学術上功績が特に顕著であった方等に授与」とされています。長きに亘って学生に充実した学びを提供してくださった先生方は、今後も本学の名誉教授として末永くご活躍されることでしょう。
2023年度後期はどんな活躍が見られるでしょうか。どうぞご期待ください。
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