同窓生全員が紡いだ学院の歩みを感じる
2023年11月25日(土)、武蔵野中学校高等学校同窓会くれない会は「武蔵野キャンパス見学ツアー」を開催しました。同窓生とそのご家族を含めて、30名の参加がありました。当日はキャンパスを歩いて回るにはうってつけの小春日和で、一行を歓迎するかのようにイチョウ並木が見頃を迎えていました。
一行が最初に訪れたむさし野文学館は、本学で教鞭を執られていた文芸評論家・秋山駿氏の蔵書を中心に、武蔵野ゆかりの作品を収蔵する施設です。設計したのは工学部建築デザイン学科の水谷俊博教授。2020年度グッドデザイン賞を受賞した館内を、興味深げに見て回る参加者の姿が見られました。
その後訪れた中高図書館は、天窓の優しい光に包まれた蔵書約5万冊を誇る建物です。参加者は図書館の説明に耳を傾け、武蔵野女子学院の冊子など貴重な資料を閲覧しました。また、4階建ての北館・南館と5階建ての西館で構成されている中高校舎では、技術室や仏間を訪れました。
中高校舎をあとにして次に向かったのは、松芝園グラウンド沿いにある第一体育館です。第一体育館は2017年に建て替えられました。館内壇上にはご本尊を安置したお仏壇が設置されており、普段は壁面に収納されているお仏壇を今回特別に拝観しました。このお仏壇にはくれない会の寄付も活用されました。
最後に一行は雪頂講堂を訪れました。創立60周年記念事業の一環として第一講堂跡地に再建された、創立六十周年記念館(6号館)に含まれる講堂です。ロビーではくれない会主催の「散華乙女追悼写真展」が開催されており、参加者は特別展示の1トン爆弾模型や大学、くれない会所蔵の貴重な資料を熱心に見学されていました。
ツアー後の懇親会ではくれない会の斧田会長より、2024年に迎える創立100周年などのお話がありました。参加者の思い出話は尽きることなく、時間はあっという間に過ぎていき、校歌を歌って散会となりました。和やかな雰囲気の中で懐かしいキャンパスをめぐりながら、過去から現在まで同窓生全員が紡いだ学院の歩みを感じられたのではないでしょうか。
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